グラスを顔に近づけるだけで 芳醇な香りに包まれる
そろりと口に含むと 穏やかな味わいに喉が潤され 思わず頬がゆるんでしまう
深みのあるやさしさの余韻が 心地よく広がってゆく
ナギサビールの世界へようこそ
世界が認めた香り高いクラフトビール(地ビール)を買うならココ!
WBA金賞受賞「アメリカンウィート」や「ペールエール」和歌山ならではの「みかんエール」など、4種類以上の品揃え。
ホームパーティやご自身へのご褒美に、創業以来28年間追い求め続けてきた豊かな味わいのプレミアムビールを南紀白浜からお届けいたします。
ここ南紀白浜は熊野古道を流れる富田川から水道水が引かれています。蛇口からフィルターを通さず直接飲んでも美味しい白浜の水。なので、何ら躊躇することなく創業当初は水道水を仕込み水に使用していました。ある時、創業者・眞鍋和矢は彼の伯父から「白浜には"富田(とんだ)の水"という名水があるのになぜ使用しないのか?」と尋ねられました。「ミネラルウォーターだからと言って、水源は同じなのだから大差ないだろう」と思いながらも、一度「富田の水」を使ってビール仕込んでみようということになり、汲んできた2トンの水をいつものようにタンクに張ってみると…
「こんな美しい色の水を見たことがない…」
その澄みきった「水色」に感動した眞鍋は、この水こそナギサビールの醸造に使わなければ!と直感しました。以来、「富田の水」の良さを最大限に生かせるようレシピを改良しながら20年以上、仕込み水には「富田の水」を使用しています。
「富田の水」は、世界遺産に登録された熊野古道の一つ、大辺路街道・富田坂入口より2キロほど奥へはいったところに水源をもつ白浜町内の「地元の水」で、水への環境汚染が極めて少ないため、安全で良質で水そのものに旨みがあります。つまり、ビールを仕込むにあたって、他の原材料本来の風味を邪魔しないと同時に、より味と香りを引き出してくれる、今となってはナギサビールにとってなくてはならない存在となりました。また、「富田の水」はモンド・セレクションで23年間最高金賞を受賞し続けている、世界が認めた最高水準の天然水です。ナギサビールもこの素晴らしい仕込み水に恥じることのないよう、高水準の醸造をこれからも探求してまいります。
また、弊社の創業当初クラフトビールは「地ビール」と呼ばれていましたが、白浜の地で生まれたナギサビールが白浜の自然に育まれた「富田の水」を仕込み水に選ぶことにより、より一層白浜に根づいたクラフトビールとなり得ることができたことも付け加えておきたいと思います。
南紀白浜 富田の水 https://www.tondanomizu.co.jp/
タンクに密閉貯蔵されているビールとは異なり、みなさまにお届けしているボトリング(瓶詰)されたビールは、酸素に触れてしまうことにより徐々に酸化してしまいます。ナギサビールではその対処法として、ボトリングを行う際「ビールを酸素に極力触れさせない」為に、「充填前にボトル内の空気を真空ポンプで吸引し二酸化炭素を注入、再びボトル内の空気を吸引し二酸化炭素を注入する」という作業を行っています。この「2度に亘って空気を吸引し二酸化炭素を注入する」ことで、ボトル内に残っている酸素は大幅に低減され、それによって酸化によるビールの劣化のスピードが格段に緩やかになり、味わっていただきたい風味をより長く保つことができます。
ナギサビールは加熱殺菌処理・フィルター濾過を一切行わない正真正銘「生」のクラフトビールです。私たちは、お客さまに感じていただきたい味わいや香りをお届けするため、ボトリングの高性能な設備と作業によって風味を保つだけでなく、衛生面でもより安心・安全な製品を出荷することを心掛けています。ナギサビールを美味しく召し上がっていただくために、ご自宅でも冷蔵保存をお願いすると同時に(激しい温度変化も風味を損ないます)、瓶詰後180日の賞味期限を意識なさっていただけましたらありがたいです。
工場にご来場のお客さまから「タンクがピカピカですね!」とよくおっしゃっていただきます。いえ、タンクの外側だけではありません。ご見学のお客さまからはご覧いただけませんが、タンクの内側、醸造等の設備、工場の床… 作業を行った後だけでなく、時間があればいつも拭いたり磨いたり擦ったり。酵母菌を扱う仕事上、思い通りのクラフトビールを醸造するためには欠かせない作業です。
醸造に携わる場所だけではありません。工場売店のカウンターバーにあるビールサーバーも、当然のこと乍ら毎日毎日どのタップも全て丁寧に洗浄しています。もしもこの作業を怠ると… 大切なビールが注がれるチューブに雑菌が繁殖し、ビールはたちまちその本来の風味を損なってしまうことでしょう。
ビアグラスも然り。洗浄はもちろんのこと、ビールを注ぐ直前に冷水に潜らせるなど、清潔さを保ちながら適度な(冷やし過ぎない)冷たさでビールを味わっていただく工夫を凝らしています。そして、サービング。繊細な泡を丁寧にバランスよくつけながら、ゆっくりと時間をかけて注いでゆきます。その1杯に、見た目にも美しく見るからに美味しそうなナギサビールをこころゆくまでお楽しみいただきたいという気持ちと、我らのクラフトビール愛を込めて…